風水と鏡1
風水で鏡を使う場合、魔除けの有名なものとして八卦鏡があります。これは、鬼門封じに使う鏡であり、今では色んな種類があるようです。その中でも代表的なのはエネルギーを増幅させる働きがある凸面鏡と、エネルギーを反射させる働きがある凹面鏡です。
凸面鏡は、尖ったものや角ばったものが発する邪気を避ける働きがあると言われているので、周囲の威圧感のある建物や、電信柱、看板などが見える場所に置いて悪影響を解消するために使われたりします。
この場合は、八卦鏡はその対象に向けて使います。
凹面鏡は、道路や河川から来る邪気を弾き飛ばすと言われているので、新築をする場合の周囲の地理的状況による悪影響を解消するために使われたりします。
この場合は、八卦鏡は玄関や入口に外へ向けて置くことになります。
風水と鏡2
風水の鏡は魔除けに使われていますが、その代表的な物といえば八卦鏡です。古来、日本では、鏡は魔除けの道具として使われてきました。そういう関係もあって風水は、鏡が魔除けとしての役割を果たすのにとても役立ったわけです。
八卦鏡は、中央の鏡の効力で魔の侵入を防ぎ、建物や立地の地理的状況が及ぼす悪影響を解消してくれます。
また八卦鏡は、「殺気」を祓う力があるとされています。
家やオフィスが、他の風水で理にかなっていたとしても、玄関が外的な要因によって目に見えない毒矢のような「殺気」を受け続けているならば、その「殺気一つ」で運が破壊されるほどの影響があります。それに対処する物(魔除け)として八卦鏡が使われています。
八卦鏡の図案には「先天八卦」と「後天八卦」があります。二つの違いは卦の並べ方が違うので持っている力にも違いがあります。
「先天八卦」には、それ自体が邪気を祓う力があるとされ、「後天八卦」は、占いなどに使われてきました。現在の八卦鏡に刻まれているのは、ほとんどが「先天八卦」になっています。