電子レンジを活用する
電子レンジは、当初は大変高価で利用している人たちはごくわずかでしたが、その後低価格化が進み、現在では業務用はもちろん、家庭用としても普及しています。今ではオーブンやグリル機能などが付いたものも安価で出回っていますが、電子レンジ単体のものも、相変わらず多くの需要があります。
電子レンジの加熱スピードは大変速く、忙しい現代人にはピッタリ。電子レンジの主な使い道としては、
・冷凍された食材の解凍
・冷めた食品の温めなおし
・電子レンジ用食品や冷凍食品の調理
・料理の下ごしらえ
・煮物や炊飯などの調理
といったものがあります。現在では電子レンジ用のレシピも多く、電子レンジがあれば、料理のレパートリーが広がることは間違いないでしょう。
ただし電子レンジには、卵やソーセージなど、調理に注意を要する食品もあります。電子レンジ使用の際は、取扱説明書などをよく読み、安全に利用したいものですね。
電子レンジの普及
電子レンジはガスコンロやオーブンなどと比べると、食品の加熱スピードが格段に速いため、解凍や調理において大変役に立ちます。現在では電子レンジ用の食品の種類もかなり豊富になりました。
電子レンジは日本では60年代初頭に、まず業務用が商品化。60年代半ばになって家庭用が商品化されます。しかし家庭用の電子レンジは、71年でも価格は8万円以上。当時の大卒初任給が43,000円ほどでしたから、庶民の手が届くようなものではありませんでした。そこへきて電子レンジは当時活用法があまり知られておらず、温めと解凍くらいしか使い道がないとされていましたから、電子レンジを買う人は非常に限られており、人気もありませんでした。
そこでメーカー側は電子レンジを売るべく、電子レンジの使い道をいろいろ紹介しました。この努力は最初はなかなか報われませんでしたが、80年代に入り日本人のライフスタイルが変わると電子レンジを取り巻く状況も一変します。多くの家庭で「専業主婦」が姿を消し、一人で食事をする子どもが増えるようになると、ボタン一つで急速に温めや調理ができる電子レンジは多くの家庭で必要とされるようになりました。また、70年代からの冷凍食品と冷凍室付きの冷蔵庫の普及も、電子レンジの普及の土台となったのです。